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除光液でアセトン中毒・赤ちゃんには要注意!
2018/10/18
ネットで見かけたニュースにハッとするような記事がありました。
「母親がマニキュア落としに使った除光液から有毒物質、同じ部屋で寝ていた2か月男児が中毒」
この記事の赤ちゃんは除光液に含まれるアセトンによる中毒を起こし、意識障害、嘔吐などを繰り返し入院したそうです。幸い命に別状はなかったようで本当に良かったです。
私たち塗装業者にとって、アセトンをはじめとするシンナーはいわばお仕事道具。
新米の頃、私も中毒になったことがあります。
いつものようにお仕事をしていて、
「昼だよ~」と声をかけられ、返事をしたのを覚えています。
気付いたら抱えられて道路を歩いていました。
…その間の記憶はありません。
怖いのは、気持ち悪いとか、体調がおかしいとかの自覚症状が全く無かったことです。
一人でお仕事をしていたらどうなっていたことか…。
そしてシンナーによる火傷もしました(;´∀`)
科学熱傷と言います。
塗料の汚れを掃除しようとして、足にシンナーがこぼれました。後で拭こうと思って、掃除が終わる頃には乾いていました。
しばらくすると鈍痛が...段々と激痛に変わり、次の日にはまともに歩けませんでした。
シンナーとは、塗料の薄め液の総称です。除光液のアセトンでは、化学熱傷は起きません。が、長い間吸い続けるのは危険です。
スーパーやコンビニでも気軽に買える除光液。ですがその危険性はついつい忘れがちです。
除光液を使用する際には、換気をし、拭き取ったコットンなどは袋に入れて口をしっかり縛ってゴミ箱へ。万全を期すなら、ノンアセトンの除光液を使用した方が安心かもしれません。
小さなお子様や寝たきりのご家族。ケージに入った犬猫など。ご家族の状況に合わせて十分にご注意くださいね。