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風邪かと思ったら体が麻痺!?子供たちの間で流行する謎の病・予防法は?

2018/12/01

先日、我が家の二人兄弟の兄がプール熱にかかりました。

発熱が長く続いて、なかなか大変でした。

治ったと思ったら謎の嘔吐からの下痢...兄はすぐに治ったものの、夫がまさかの重症感染(笑)

 

私と弟だけがいつも元気です(*´ω`*)

 

寒くなってくると病気が増えてきますね。

今回のことで感染症について色々調べていたら、気になっていた病気に進展があったことを知ったのでご紹介します。

 


皆さんはちょっと前にこんな話を聞いたことがありますか?

 

アメリカで原因不明の小児麻痺が流行っている。


 

アメリカではこの病気を急性弛緩性脊髄炎(AFM)と名付けたそうです。



 

どんな病気か、簡単に説明すると

 

  ある日突然、子供に熱が出たと思ったら体が麻痺して動かない。

120人のうち、麻痺が完全に治ったのは3人だけ(アメリカ2014年の5か月間で診断された子供ら)

原因も治療法も予防法もわからない。

  

 

・・・怖すぎませんか??

 


【その原因は「エンテロウイルスD68」!?】 

 

ですが最近見た記事で、どうやら原因がコイツなんじゃないか?

っていうのが分かってきたようです。


 

その名も、「エンテロウイルスD68」

 

エンテロウイルスも色々あるようですが、その中の一つです。

手足口病やワクチンのあるポリオも、このエンテロウイルスの仲間だそうです。

夏から秋にかけて子供に流行しやすく、

感染しても殆どが風邪のような症状で、時々喘息や肺炎のように重症化することがある…という、1962年に発見されてからずっと存在しているウイルスです。

 

ですがAMFを発症した子供らから「エンテロウイルスD68」が検出されたとのこと。

 

AMFとの因果関係は調査中で、確定ではありません。

しかし、何らかの関連があることは間違いなさそうです。


 


【愛知県や岐阜県でも…他人事ではない!】

 

アメリカの話で始まりましたが、実はこのAMFは日本でも確実に増えている病気です。

アメリカで流行したのが2014年、翌年の2015年には日本でも同症例の報告があり

今年2018年5月~10月には86例もの疑わしき麻痺の症例が報告されたそうです。これは2015、2016年より多いとのこと。

都内をはじめ、愛知県や岐阜県などでも確認されています。

 

正直かなり怖いと思ってしまいますが、エンテロウイルスD68は元々は殆どの人が軽い風邪の症状で済むはずのウイルスなんです。一体どんな要因でこの麻痺症状が近年になって現れたのか…とても気になるところです。

 


【エンテロウイルスD68の予防法は?要注意は4歳以下】

 

同じエンテロウイルスであるポリオにはワクチンがありますが、エンテロウイルスD68にはありません。ただし一般的な感染症と同じように、手洗いうがいなどで予防することができます。(アルコールは可ですが、どうやら効きにくいようです)

ですが流行するのは夏…暑くてマスクは付けにくいし、ましてや子供にはなかなか予防は難しそうです(;´∀`)しかも日本で報告された症例では約半数が4歳以下とのこと...

 

個人的には...

規則正しい生活をして、栄養のあるものを食べて、しっかり寝る!

これが子供には一番の予防になるのではないかなと思っています。

 

大人ではなかなか難しいですけどね(。-ω-)

 

一刻も早く、AMFの治療法が確立されることを願っています。